サロンリノベーションvol.7 パテ塗り① 【マニラで日本クオリティ】
マニラで店舗の内装工事、リフォームをお考えなら、日本品質を実現するTokyo Grand Renovationへ!
BGCのネイルサロンにて行われているリノベーション工事の様子を紹介しています。
今回は、完成した間仕切りにクロスを張るため、「パテ処理」という下地処理を行っていきます。
美しい内装を作るために欠かせない重要な工程ですが、同時に熟練した技術が必要でもあります!
前回のブログで作成した間仕切り。このままクロスを張ってしまうと、ボードを取り付けた際のビスの跡といった凹凸が壁紙クロスにダイレクトに出てしまうため、見栄えの悪い壁になってしまいます。
そこで壁紙クロスを張る前に、今回の「パテ処理」が必要になるのです。
パテ処理とは、パテという接合材を穴や凹み、ボードのつなぎ目に塗り重ねる作業です。何枚ものボードでできた壁も、ビスの穴も、熟練した技術と長年の感覚によって、平滑な一枚板となります。
まず初めに、ヤヨイ化学さんのシーアップという下塗り塗料を作っていきます。
粉末に水を希釈し、ダマがなくなるまでしっかり混ぜます。
シーアップは、パテではなく「シーラー」といいます。シーラーとは、パテと壁との密着力をよくするための接着剤の役割をもった下塗り塗料です。
続いて、吉野石膏さんのUトップテンという製品を使用して「下塗り用パテ」を作っていきます。
シーラーと同じように、粉末に水を希釈しながら…
ダマがなくなるまで、しっかり混ぜます。
下塗り用のパテも出来上がりました!
コンクリート躯体にシーラーを塗り、その上に下塗り用パテを塗っています。
実は、ボードにパテ処理を行う場合には、シーラーは必要ありません。しかし、コンクリート壁にクロスを張るとパテの密着力が不十分となることがあるため、パテと壁をピタッとくっつける接着剤を塗る必要があるのです。
コンクリートが平滑であればパテ処理をする必要はありませんが、このままクロスを施工しては美しい内装にならないと判断したため、今回はパテ処理を行っています。
こうして、場所ごとに適切な下準備を重ねることで、皆様が日本で見ているような「隅まで美しく、丈夫でモチのいい内装」が出来上がっていきます。
完全にフラットな板になるまで何度もパテ処理を行っていきますが、仕上げ用パテと比較すると、今塗っている下塗り用パテは目が粗いです。
その理由は、深い継ぎ目や、比較的大きな穴やへこみを、まずはおおまかに埋めていくため。
前回の最後で角に取り付けたコーナーテープの上にも…
パテを塗っていきます。
このように、粗い目のパテからだんだん細かな目のパテを塗り重ねることで、平滑な板を作っていきます。
今回のブログでは下塗りまで紹介しましたが、パテ処理では、下塗り・中塗り・上塗りを行う必要があります。普段は気にも留めない「ただの壁」も、このようにたくさんの木材や塗料、そして作業によって完成しています。
ただの壁を作るには、これだけの下処理が必要になるのです。
また、ただパテを塗り重ねるだけでは上手くいかないのが本工程の難しいところ。
ミリ単位で平滑な壁を作るには、どうしても作業者の「技術・感覚」が必要になります。
そこでTGRでは、日本で研修を重ねて技術を習得したスタッフのみが工事を行うことになっております。
日本と同じ内装工事・リフォームを実現するため、徹底して環境整備をしています。
さて次回は、パテ処理の仕上げまでご紹介いたします。引き続きお付き合いください。
フィリピン・マニラでハイクオリティな日本式リノベーションを。
Tokyo Grand Renovationは、あなたにふさわしいリノベーションをお届けします。