フィリピン出稼ぎ労働者の金銭事情
2015/06/02
最近の移民調査によると、2014年、送金しているフィリピンの海外出稼ぎ労働者(OFW)のうち、貯金できている人の数は、3分の1を少し上回る程度しかいないという。
フィリピン国家統計局による2014年のOFWの調査によると、送金しているOFWの5人中2人(35.2%)しか貯金ができていないということだ。調査期間は2014年の4月から9月である。
2013年の同期では、40.8%が貯金を出来ていた。
「送金額にかかわらず、貯金できているOFWの10人中6人(62.5%)は、総収入のうち25%未満を貯金できていた」と調査結果に書かれている。
また、22.3%のOFWが送金額の25~49%を貯金できている。
一方で、送金しているお金の50%以上を貯金できているのは15.2%にとどまっている。
当調査期間におけるOFWの送金額は全体で1732億で、前回調査の1624億ペソより6.6%高くなった。
この合計は送金、自分で運ぶお金、あらゆる送金(現金書留、郵便為替など)を含んでいる。
2013年と2014年では、少なくとも70%が送金による。
この最新の調査によれば、アジアで働いている海外出稼ぎ労働者が一番送金していて、926億(73%)にも及んでいる。
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これは、philstarの記事の全訳です。
フィリピン経済を語る上で、OFW(Overseas Filipino Workers)の存在は欠かせません。そのOFWの懐事情はどうなっているか、フィリピン政府が調査した結果について書かれているわけです。
貯金を考えず全て送金している人もいるし、家族が必要な分だけ送ってあとは貯金する人もいるでしょうから、出稼ぎ労働者が困窮しているかは分かりません。しかし、世界経済の動向に大きく左右されるのは明らかですから、常にある程度の貯金はとっておかないとダメです。(休職中の生活費や帰国費用などで)
にもかかわらず、60%以上が貯金できていないのは、リスクヘッジの点で大きな問題なのかもしれませんね。
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